白髪が気になりだした方々へ〜美容師十数年目のつぶやき

ストレス社会だと言われる昨今、年々白髪になる年齢も早まってきている今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?


今回は白髪染め(グレイカラー)について僕自身の考え方と思うところを書きたいと思いますので、興味のある方は読んでみて下さい。。。






昔から白髪染めというと、黒く(黒に近い色に)染めることで、白髪の主張を抑えていくことを目的として行われてきました


近年ではヘアカラーの需要が増え一つのファッションとして取り入れられることが当たり前になってきたことで、白髪染めも明るさのバリエーションが増え、ある程度の明るさでも白髪を染めつつヘアカラーを楽しめるようになってきております


しかしながら、白髪をしっかり染めつつ、出来る明るさには限界があり(白髪染めの薬剤の性質上仕方がないのですが。。。)、一定の明るさ以上になると白髪に対して色が染まりきらず、薄染まりの状態になってしまいます。。。


白髪をしっかり染めるには理想の明るさを妥協して暗めに染めないといけない。。。


白髪が薄染まりの状態だと綺麗じゃない。。。


。。。


。。。。。。。



。。。???


はたしてそうでしょうか??


あくまで、僕自身の価値観と持論ですが、暗めの明るさで白髪を染めるのも一つですが、逆に白髪を染めることは考えず、ハイトーンのヘアカラーにすることで白髪をぼかす(黒髪を白髪に寄せていく)のもありなのでは?と思っています。


実際、白髪が目立ってしまうのは、隣り合う黒もしくは暗い色の髪との明度差により、お互いを際立たせてしまうから目立つわけで、ベースの明るさ(白髪以外の部分の明るさ)を明るく染め、白髪との明度差をなくしていけば、当然目立ちにくくなるわけです。


なので、白髪を染めることにこだわらず、無視して明る染めるのもまた一つかと。。。


もう一つ、考え方として、白髪をデザインの一部としてしまう。。。


先程も述べたように明度差があると際立って目立つわけですが、美容師の技術にはこの明度差をコントロールすることによってデザインを楽しむと言う技術(ハイライト・ローライトなどのホイルワークで、主に筋状に染めていく技術)があり、スタイルに立体感を与え、太い筋でいれればデザイン性を、細い筋で入れればツヤ感を与えてくれます。


この様に白髪をデザインして、個性としてしまうのもまた一つなのではないかと思うわけです。



まぁ、僕個人の価値観・考え方なので、正しいとか、間違ってるとかではなく、一つの考え方として“あり”なのではないでしょうか?



共感して頂き、“あり”かもと思って頂けたら幸いです

NYNY★山崎竜二

関西京都大阪滋賀兵庫で展開している美容室NYNY長岡天神店山崎竜二のブログ

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